『王子と鴉』4話

    • ふぁきあと『王子と鴉』を読むるぅ。

ふぁきあ:何を見ている?
るぅ:別に。あなたには関係ないわ。
ふぁきあ:『王子と鴉』か。なるほどな。物語の中にいたときのみゅうとに、興味が出てきたようだな。心を失う前のみゅうとに。
るぅ:私がみゅうとに心を戻していると言いたいの?
ふぁきあ:違うと言うのか?……待てよ。何がおかしい?
るぅ:プリンセスチュチュが本当にいたとしたら、どうする?

心を戻すということと、「プリンセスチュチュ」に直接の関係があるのか、語られているようで語られていない。

ふぁきあ:何か、あったのか?
るぅ:別に。何もないわ。うふふ……。

    • ふぁきあ、あひるに『王子と鴉』について詰問する。

ふぁきあ:そういえば前に『王子と鴉』がどうのとか言ってたな。お前…、みゅうとが物語の中の王子だって事知ってるんだな?ふん。るぅが喋ったのか。
あひる:るぅちゃん…?るぅちゃんもこの人もみゅうとの秘密知ってるの…?
ふぁきあ:みゅうとには心なんか必要ない。
あひる:心がいらないなんて、何言ってるの!そんな訳ないでしょ!?
ふぁきあ:お前に何がわかる!?俺にはみゅうとの事が何でもわかる。お前に何がわかると言うんだ!?くだらん!心の欠片なんか取り戻しても俺が封じ込めてやる!暗闇に閉じ込めてしまえば、いつの間にか暗さも感じなくなる。感覚も無くなり、何も感じなくなるのさ…。
あひる:そんなの…。そんなの間違ってるよおぉおぉぉぉ!!
ふぁきあ:何も知らんくせに、いい気になるな。