2101-12-01から1ヶ月間の記事一覧
プリンセスクレールが、物語を動かすことについて語る。 王子が心を取り戻すと言うことは、物語が再び動き出すと言うこと。王子とカラスの物語がね。すべては物語の定めに従って動き出した。騎士はいずれ二つに引き裂かれて死に、プリンセスチュチュは光の粒…
偽みゅうとによる『王子と鴉』解説。 みゅうと:王子とカラスの話は知ってる?勇敢な王子が大鴉と戦うお話。王子には信頼していた騎士がいた。でもその騎士はカラスに一太刀も浴びせる事もできずに、カラスの爪で二つに引き裂かれてしまったのさ。王子を守る…
ふぁきあ、カロンにローエングリンの剣を要求する。 ふぁきあ:剣はどこだ? カロン:久々に帰ってきたというのに、挨拶もなしか。剣なら店にいくらでもある。 ふぁきあ:違う、あの剣だ。ローエングリンの剣だ。あれが必要なんだ。みゅうとを鴉から守らなけ…
ふぁきあ、『王子と鴉』の本を読もうとする。エデルとの接触。 図書の者:また来たのかね、あの本を読みに。 『王子と鴉』の「あの本」はふぁきあの手元にはなく、図書の者(古本屋)にある。図書の者はふぁきあが「あの本」を読むことを咎めない。 仮説:『…
ふぁきあ、王子の剣の封印を解く。 ドロッセルマイヤー:ほほう。それはかつて王子の心臓を砕いた王子自身の剣。それをどうするつもりかな?ふっふっふっふっふ。 ふぁきあ:(王子の心臓を砕き、邪悪な大鴉を滅ぼせしこの剣に、再び力を与えたまえ) ふぁき…
ふぁきあと『王子と鴉』を読むるぅ。 ふぁきあ:何を見ている? るぅ:別に。あなたには関係ないわ。 ふぁきあ:『王子と鴉』か。なるほどな。物語の中にいたときのみゅうとに、興味が出てきたようだな。心を失う前のみゅうとに。 るぅ:私がみゅうとに心を…
アバン 昔々、一人の男が死にました。 お話は途切れて、王子は心臓と一緒に、人々に向ける優しい気持ちも 勇敢に戦った思い出も失くしてしまいました。 そして町中に散らばった王子の心臓のかけらは行き場を求めて、隙間の空いた心に住み着きました。 かけら…
アバン 昔々、一人の男が死にました。 男が語っていたお話は、美しく勇敢な王子が、悪賢い大鴉を退治するお話。 ドロッセルマイヤーが書いた『王子と鴉』は王子が飛び出す前まで。 男が死ぬと、大鴉と王子は、お話から飛び出しました。 王子は大鴉を封じるた…
アバン 昔々、一人の男が死にました。 男の仕事は、お話しを作って語る事でしたが、死には逆らえません。 男の最後のお話は、美しく勇敢な王子が悪賢い大鴉を退治するお話でした。 けれども、もう永遠に戦いの決着は付きません。 『こんなのはいやだ!』 大…
塔で記述されていた、金冠町に起こる出来事を書き記されている本。 あおとあによると「封印されたオリジナル」は手に取ることができない。
古本屋にある。ふぁきあはわざわざ古本屋にたびたび読みに行っている。手元や図書館には存在しないのか。 王子とカラス。ここに書かれているのは、みゅうとの物語。すべての弱いものを守ろうとして自分を傷つけ、心臓まで失う王子の運命。 騎士が真っ二つに…
ドロッセルマイヤーの絶筆となった本。あひるがバレエの練習で使用する程度に存在している。 美しく勇敢な王子が悪賢い大鴉を退治するお話だが、戦いの途中で終わっている。 プリンセスチュチュはほんの数行紹介されているだけ。 王子を守り通した勇敢な騎士…
お話は本当になるわ。本当とお話が混じり合うこの町では。